PCXは4代目(JK05・KF47)からリアブレーキがドラムからディスクに進化しました。
嬉しいけど、従来のパーキングブレーキ追加方法が使えなくなってしまった。

なぜ、従来の方法が使えなくなったの?
4代目PCXに、パーキングブレーキは
どうやって付ければ良いの?
そんな疑問を解消します。
リアのディスクブレーキ化により、従来方式のパーキングブレーキは使えなくなった
4代目PCX(JK05・KF47)にパーキングブレーキを付ける方法は3つ
- パーキング付きレバーに交換する
- パーキングスイッチを付ける
- デイトナパーキングブレーキを使う
こんな内容を知って、スッキリしよう。
実際に 『パーキング付きレバー』 PCXに取り付けました。
詳しい取り付け方法と、パーキングブレーキのかけ方を写真で記録してます。
参考になれば、幸いです。
PCX(JK05・KF47)に従来のパーキングブレーキが使えない理由

パーキング機能は、レバーから手を放してもリアブレーキが掛かりっ放し放しになる機能です
4代目PCXはリアディスク化で、従来のパーキングブレーキ方法が使えなくなりました
パーキングブレーキは、長い信号待ちや、坂道で停車するときに重宝する。
スクーターは、マニュアル車のようにギアを入れて停車することが出来ないからね。
ギアが入って無いので、坂道に駐車すると勝手に動き出して転倒してしまう。これを防止するのが、パーキングブレーキです。
スクーターにパーキングブレーキは標準装備して欲しいですね。
でも、ディスク化とパーキングブレーキって、どう関係するのか、不思議ですね。
それは、ブレーキレバーの構造が違うからなのです。
2018年3代目(JF81)PCXのリアブレーキ

3代目PCXまでリアブレーキは、ドラムでした。
ワイヤー引きのため、レバーを引くとレバーとブラケットの間にスキマが出来てた。
このスキマに、モノを挟むことで手を放してもレバーが戻らなくしてました。
これがパーキングブレーキの仕組み。
3代目PCXのパーキングブレーキ追加の詳細は、ココ。

PCX(JK05・KF47)のリアブレーキ

4代目PCX(JK05,KF47)は、リアがドラムから油圧式ディスクブレーキに変わりました
このためリアブレーキが、ワイヤー引きからオイルラインに変わった
前後ともにディスクブレーキになり、精悍になりました。
これにより、左のリアブレーキレバーの構造が変わりました。
従来、レバーを引くとスキマが出来ていた部分は、ブレーキスイッチがあるだけ。
スキマはありません。
オイルライン化によりスキマが無くなったので、3代目PCXの詰め物方式が使えなくなってしまった。
では、4代目PCXはどうやってパーキングブレーキを追加すればいいのだろう?
PCX(JK05・KF47)にパーキングブレーキを付ける方法3選

4代目PCXにパーキングブレーキを付ける方法は3つ。
- パーキング付きレバーに交換する
- パーキングスイッチを付ける
- デイトナパーキングブレーキを使う
おすすめは、チョット高いけどハンドル周りがスッキリする『 パーキング付きレバー 』。
1.パーキング付きレバーに交換する

レバー引いた状態でロックする機構が組み込まれたブレーキレバーに交換します。
コンパクトなパーキングレバーなので、もちろんブレーキ操作に影響することはありません。
PCXは2025年にマイナーチェンジしJK05後期型になりました
エンジンなどの内部構造は同じで、フロントライト・カウル形状など変更のみ
ブレーキ関連の変更は無いため、2024年までのJK05と2025年以降の(JK05後期)は
同じブレーキレバーが使えます。
パーキング機能の使い方
どのようにパーキング機能を持たせてるか、見ただけじゃ解り難い
実際にPCXに取り付けたので、後の写真でチェックして欲しい
ブレーキを掛けながら上の出っ張りを押すと、下に飛び出してブラケットと干渉する。
干渉することでレバーが戻らなくなります。
解除して走り出すときは、強くレバーを握る。
そうすれば、ロックが外れてレバーが元に戻ります。
可倒式と、可倒式でないタイプの2種

レバー部が可倒式と、可倒式でないタイプの2種あります。
可倒式のメリットは、立ちごけしてレバーが地面に当たったとき、レバーが倒れ難くなること。レバーが逃げることで折れにくくなります。
デメリットとして、可動部が多くなる分、レバーのガタが多くなり剛性感が落ちる。
あくまで、『折れにくく』。
レバーが倒れる方向は決まってるので、コケたときにその方向にレバーが倒れるような当たり方をしないと意味が無い。
好みで選べばいいけれど、おすすめは可倒式で無いタイプ。
立ちごけしたときレバーが折れなかったとしても、傷ついてしまうので交換したくなると思う。だから可倒式のメリットよりガタのデメリットの方が気になる。
もちろん立ちごけしてレバーが折れなかったら自走して帰れる、というメリットの大きさの受け取り方次第。
実際の取り付け方は、ココ
https://pcxgo.jp/4th-pcx-parking
2.パーキングスイッチを付ける
- メリットは、安価なこと
- デメリットは、レバー周辺がスッキリしないこと
1項のパーキング機能付きレバーのパーキング機能のみを取り出したものです。
ブレーキを掛けながら上の出っ張りを押すと、下に飛び出してブラケットと干渉してブレーキが戻らなくなる。
解除するときはレバーを引くだけ。干渉が無くなると出っ張りがバネで戻る。パーキングロックの操作が要らないことを、『半自動』と呼んでいます。
- 今使ってるレバーに後付け出来るのがメリット
- レバー周りがゴテゴテするのがデメリット
コストメリットとゴテゴテの許容。
どっちを取るのかはその人次第だけれど、今のレバーに思い入れが無いのであれば、ゴテゴテは避けたい。
これよりもレバーと一体式の方がスッキリするのでおすすめ。
通販サイトを見ていると、エンデュランス以外からも選択肢はあります。エンデュランス同様のボタンタイプで、カラーが豊富で種類も多い。
しかし、そこはノーブランド品。PCX適合と書いてあるにも関わらず、寸法違いでポン付け出来ないことが多い。自分で現物合わせで加工できないのなら止めた方がいい。
3.デイトナパーキングブレーキを使う
おなじみのブレーキロック。
バイクメンテのとき、前輪が動かないように、右レバーに噛ませるのが、普通の使い方です。
けど、パーキングブレーキとしても、使えます。
使うときに、わざわざ取り出す手間が、チョット面倒だけどね!
携帯ストラップで常設に

デイトナ パーキングブレーキを携帯ストラップでミラー付近に縛り付ければ
常設出来て、片手で付け外し可能
脱落しないように、携帯ストラップでバイクにつないでおけば、ずっとハンドルバーに常設できます。
そして、赤信号機に捕まったらブレーキレバーに引っ掛ければ、もうブレーキレバーを引き続けなくていい。
最初は両手で操作した方が良いけれど、慣れれば左手だけで付け外しができる。
ストラップを付けて置けば、走行中に落とす必要もないし、邪魔になることもない。
なんちゃってパーキングブレーキの完成です。
レバーの種類については、ココ

PCX(JK05・KF47)をパーキング付きレバーに交換する方法

実際にパーキング付きレバーに交換しました。
ボルトを外して、レバーを付け替えるだけ。
1時間もあれば出来る簡単な作業だけど、PCXの見た目は大きく変わります。
交換手順
- 交換レバーの外観
- レバー交換に必要な工具
- 標準レバーの取り外し
- 左ブレーキレバーの取付け
- 右ブレーキレバーの取付け
- 動作確認
- インプレ
1.交換レバーの外観

届いたときには、箱が変形している中華品質。
中身に損傷は無いので、良しとしよう。

内容物は、レバー本体と付属の小物のみ。
取付方法や保証書などのペーパーは、一切なし。
気になる人は、日本メーカーから出るのを待つ方が良いかもしれない
エンデュランス、ADIDに期待したい

レバー本体には、バリ・キズなど皆無で、キレイな仕上がりです。
レバー開度は6段階に調節できます。
立ちゴケしたとき用に、レバー先端が折れて本体を守るためのスリットもついてます。
好みは有るだろうけど、『PCX』のロゴは無くてもイイかも。
指が掛かる部分なので、ハゲてきそう。
禿げたくないなら、ココ

2.レバー交換に必要な工具

- 5mm六角レンチ
- 10mmmメガネレンチ
- マイナスドライバー
- グリス
工具とグリスは、こだわるとキリがない世界
気を付けないとね
パーツを傷めるので、工具は精度の良いもが欲しい。
かといって、高価なブランド品の必要もないので、『TONE』がおすすめ。
品質と価格のバランスがいい。ラチェット式も準備しておくと便利でいい。
予算が許せば京都機械工具(KTC)で揃えたいところだが、おいおいでも良い。
グリスも、いろいろあってこだわればキリがない。グリスを適材適所でで使い分けるのも楽しい。
でも、こだわりがなければ、AZウレアグリスが万能!
3.標準レバーの取り外し


裏側のナットは、回す方向を間違えないで!
レバーは、ボルト・ナットで取り付けてあるだけ。レンチが入るスペースは十分あります。
オープンレンチで無くメガネレンチを使えば、なめずに力を入れられる。
左レバーは、マイナスボルトなので、マイナスドライバーが要る。
4.左ブレーキレバーの取付け

小物パーツの組み立て方を間違えないで
左レバーのパーキング機構の小物は、この写真のように組み立てます。
取説が無いので最初は悩みます。
ブレーキレバーについてる突起を押すと、小物パーツの穴に入って引っ掛かる仕掛け。

実際にバイクに組付けた完成形です。

左レバーを下から見ると、位置関係が解りやすい。
取り付けの注意点は4つ
- ブレーキスイッチを抑えるように取り付ける
- 小物パーツの取り付け位置は、パーキングブレーキ用突起と位置合わせが必要
- 付属のボルトは投げ捨てる
- グリスはほどほどに
1. ブレーキスイッチを抑えるように取り付ける

左レバーを取り外した写真です。
この位置にブレーキスイッチがついてます。ブレーキスイッチを抑えるように、レバーを組付けよう。
レバーを引くとスイッチが解放されて、ブレーキランプが点灯するのを確認して!
2.小物パーツの取り付け位置は、パーキングブレーキ用突起と位置合わせが必要

ブレーキを引いたときに、ちょうど小物パーツの穴がパーキング突起の下に来るようにする。
微調整してから、本締めしないとやり直しになってしまう。
3.付属のボルトは投げ捨てる

ブレーキレバーに付属のねじは、ネジ山がおかしい
個体差で外れを引いたのかもしれないけれど、付属していたねじは締まらない。
途中で噛みこんでしまい、ムリに回すとブレーキブラケットのねじ山を傷めます。
パーキング小物を共締めするため、標準のボルトでは長さが足りないのが惜しい。
素直に、ボルトを買って交換した方がいい。高いものじゃないからね。
写真は、左が付属してたボルト。見るからにネジ山の精度が出てませんね。
ナットも最初についてたPCX標準ナットを使った方が、心休まる
4.グリスはほどほどに

レバーの可動部には、グリスを付けてから組付けよう。
付け過ぎると、ゴミを呼ぶだけなのでほどほどにね
5.右ブレーキレバーの取付け

レバーを付け替えたら、ブレーキランプの点灯確認は忘れずに
右レバーの交換には、注意点は何も無い。
標準で付いているボルトを使って、取り付けるだけ。
6.動作確認

全ての作業が終わったら、ウエスで余分なグリスをふき取っておこう。
最後にもう1度、動作確認すれば、完了です。
- ボルトの取付けトルク確認
⇒ 走ってる最中に取れたら笑えない - ブレーキランプの動作確認(左右レバーとも)
⇒ ランプが点かないと、追突される - パーキングブレーキの動作確認
⇒ 穴位置があって無いと、使えない - パーキングブレーキの解除確認
⇒ ブレーキを握り直して解除できないと笑える
7.インプレ

レバー交換後は、真っ先にブレーキの効きをチェック。
ブレーキ動作に問題が無ければ、パーキングブレーキ動作をチェックしよう。
外観も標準の武骨なレバーに比べると、シャープで見栄えもいい。
欲を言えば、ガタ多めなのが気になる。可動部は、簡単に分解できる構造なので、極薄ワッシャーを各部に入れてガタを消すのもいい。
油圧ブレーキを、ブレーキ掛けっ放しにするのは、良くない
パーキングブレーキを掛けた状態でバイクを保管するのは止めた方がいいかも
オイルラインがオープンになっているので、エアを噛みやすいためです
一晩くらいでどうということは、無いと思うけど
長時間パーキングブレーキを使った後は、ブレーキの動作確認してから走り出そう!
バイクアクセサリーで、自分だけのPCXに

PCX(JK05・KF47)にパーキングブレーキを付ける方法 まとめ

4代目PCXになって、従来のパーキングブレーキは使えなくなったけど、
リアディスク化のためなので、致し方なし。
ブレーキレバーは、常に目に入るパーツです。
交換は容易だし、価格も高価過ぎない。だから、ブレーキレバーは、交換すると満足度が高い!
交換した標準レバーは、一応取っておこう。万一、立ちゴケしてレバーが折れたとき用にね!
3台目PCXのパーキングブレーキは、ココ

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