3代目PCX150(KF30)を売って、4代目PCX e:HEVに乗り換えました。
バイクで唯一のハイブリッドです。
物足りなくないの?
他のPCXとどう違うの?
そんな疑問を解消します。
4型PCXの外観は、3型より清楚な印象
PCX150/160と e:HEV の比較
- 生活圏にバイパスがあるなら、PCX150/160がおすすめ
- そうでないなら、 ちょっと元気な125ccとして e:HEV はアリ
PCX125とe:HEVの比較
- ゆっくり加速するなら、e:HEVの意味は無い
- 坂道、信号ダッシュなら、差は明らか
125・ e:HEV・150/160どれ?
- 下道では、互角
- 高速域では、150/160の圧勝
- ゼロ加速は、125の惜敗
- 車両価格は、e:HEVが惨敗
- 維持費は150/160の惜敗
- 燃費は、互角
こんな内容を知って、スッキリしよう。
自動車専用道路・高速を常用するするなら、PCX150/160しかないけど
下道しか走らないなら、元気な125ccとして e:HEV はアリです。
素の125ccとの価格差を、燃費で取り返そうなんて思ったら、負けだけどね!
2021年4型PCXは、キープコンセプト
モデルチェンジの目的は、『ユーロ5対応』
PCXは、2021年にモデルチェンジされ4型となりました。
キープコンセプトで、一見してPCXと判るシルエットは歴代PCXの後継者そのもの。
最後の実用的125ccかも
年々厳しくなる環境規制により、エンジンの未来は果てしなく暗い
PCXは、2021年からの『ユーロ5』対応のため4型PCXになりました。
しかし、『ユーロ6』が 2025年に待ってます。
『ユーロ6』は、かなりハードルが高く、これまで以上に出力低下は免れないようです。
- ガソリンは、より薄く
- 触媒は、より多く
- バイクはより高価に
環境対策のため、 パワーが無くなり、車体は重くなり、高価になる。
かつて日本中を走ってた50cc原付1種が環境対策で消えたように
125ccも消えるかもね
ならば、いまの内に125ccに乗っておこう!
新しモノ好きととしては、ハイブリッドの乗り味も気になるしね!
3型PCX150をバイクワンに高値売却した経緯はココ
4型PCXの変化点詳細は、ココ
4型PCX e:HEVの外観インプレ
1~4型PCXの違いは、 バイクに興味ない人から見たら 間違い探しレベルです
4型PCX e:HEVの外観インプレ フロント
4型PCX外観の一番の変化点は、顔つきが清楚になったこと
3型の歌舞伎のような顔から一転し、2型と同じ端正な顔つきに戻りました。
造形は3型の方が凝ってるけど、4型の方が 発光部の面積が広く、明るくなってます。
e:HEV専用の意匠として、青がモチーフに使われてます
- フロントライトの青
- シートの青ツートン
- サイドアンダーカウルの青
- PCXエンブレムの青
- スマートキーの青
停車中のe:HEVをフロントから見ると、ライトの中心部が青っぽく見えます。
だから、どうということは無いけどね。
4型PCX e:HEVの外観インプレ サイド
4型PCX のサイドの特徴は、マフラーがカチ上がってること
リアタイヤ14インチから13インチは、判らない
3型PCXのマフラーは水平に近かったけれど、4型はヤンチャ仕様になりました。
マフラーカバーも黒くなり、精悍さを増してます。
『スポーティ』とも言う。
これは、リアブレーキがディスクになったため。
ディスクの整備性をよくするため、マフラーが上に逃げてます。
リアディスク化の目的
NMAXが前後ディスクなので、対抗でしょうか?
3型PCXのドラムブレーキでも、制動力に不満はありませんでした。
販売上、『スポーティ』さを前面に出すためだと思われます。
ドラムブレーキをネガティブに捉える人も、居るからね!
リアタイヤ13インチ化
4型PCXになり、リアタイヤが14インチかあ13インチにサイズダウンされました。
サイズダウンだけど、120⇒130とタイヤ幅はチョッと広がった。
シートアンダートレイの容量確保とリアサスストロークのためだと思われます。
横に並べて比べないと、判らない。
サイドカウルの青
e:HEV のみサイドアンダーカウルが青になってます。
ツートンカラーの是非は好みなので、ノーコメントかな。
e:HEV は、白ー青のツートン1色なのは、悲しい
PCX125と同様の5色も選べると、嬉しい
4型PCX e:HEVの外観インプレ リア
リアから見て、3型4型PCXを見分けるのは、かなり難しい
テールランプの造形を比べればチョッと違うけど、素人にはムリ。
PCXの後ろについたとしても、区別はつかない。
外観とは関係ないけど、自賠責は5年がおすすめ
車検の無い250cc以下のバイクは、自賠責は1年~5年を選べます。
125ccだと
- 1年 7,500円
- 3年 12,340円 (1年あたり4,113円)
- 5年 16,990円 (1年あたり3,398円)
断然、5年が得!
もちろん、e:HEVも5年を選んだので令和8年まで有効!
自賠責切れで事故るとマズいので気を付けて!
4型PCX e:HEVの外観インプレ シートアンダートレイ
4型PCXになり、28Lから2L増えて、30Lになりました。
しかし、e:HEVはアシスト用バッテリーを積んでるため、24L。
後半部分には、書類くらいしか置けません。
ヘルメットは入るのか
SHOEI Z-7 Mサイズは、余裕で入る。
シートと干渉する気配もない。
見た感じ普通のヘルメットなら大抵入りそうです。
ヘルメットを入れると他に何も入らないので、入れないけどね!
ヘルメットをつなぎとめるための突起がシート下にあるけど使いづらい。
ヘルメットホルダーを後付けするのは、必須かもしれない。
4型PCX e:HEVの外観インプレ メーターパネル
4型になり、未来感が加速されました
- アシスト状態
- アシストバッテリー残量
- 走行モード
e:HEV専用表示が追加されているけれど、見やすくまとまってます。
ここまで来たら、回転数表示もしてほしい!
意味は無いけど、見てて面白いからね。
4型PCX e:HEVの外観インプレ タイヤ
125ccは、最初からミシュラン CITY GRIPがついてます
CITY GRIPは、乗り心地が良くて、路面が濡れていてもスリップし難い。
一方、3型・4型ともに、PCX150/160は、IRCのタイヤ。
IRCは、固くて乗り心地が今一つ。
PCX150/160の人は、早めにタイヤ交換してCITY GRIPにすると
幸せになれます
タイヤでここまで乗り心地が違うのかと、驚くに違いない。
4型PCX e:HEVの外観インプレ スマートキー
e:HEVのみスマートキーにも、イメージカラーの青があしらわれてます。
ステッカーが無いとなんだか安っぽいので、e:HEV以外の方も貼るのがおすすめ。
機能は、3型と同じです。
車のスマートキーと同じくらいの大きさで、嵩張るのは相変わらず。
4型PCX e:HEVの動力性能ンプレ PCX125、PCX150との比較
PCX125とe:HEVの差額は、回収できるのだろうか?
⇒ 可能です。e:HEVの魅力はプライスレス
PCX160でなく125e:HEVに意味はあるのだろうか?
⇒バイパスが生活圏に無ければ、PCX160は勿体ない
e:HEVのバッテリーアシスト
スロットルを開けるとリチウムバッテリーをエネルギー源とするモーターが約4秒間始動してエンジンをアシスト。
約33%のトルク向上によって走り出しや登り坂での加速性能と、爽快感のある走りに貢献している。
HONDA公式を引用
アクセルの開け方で、バッテリーアシストが変わるのが面白い。
バッテリーアシスト時の力強さは、PCX150と同じ程度だと感じます。
- ゆっくり発進すると、バッテリーアシストはしない
- ガバッとアクセルを開けると、4秒のバッテリーアシスト
ハイブリットと言っても、車のようにエンジン停止でバッテリーだけで動くことはありません。
あくまで、アクセルをガバッと開けた時だけの4秒。
走行モード切替
- 『D』:通常モード
- 『S』:スポーツモード、バッテリーアシスト強め
2つのモードが選べます。
『S』モードでアクセルをガバッと開けると、最高アシスト。
『S』 だと4秒が解りやすい。
アシストしてる!
:
:
アシスト終わった!
4秒間が楽しすぎる。
4秒に誘惑され、また使いたくなってしまう。
4秒じゃ物足りないと思いがちだけど、
4秒あれば50km/h程度にはなってる
制限速度に到達します
普通に走るには、十分なアシスト時間かもしれない
PCX125、e:HEV、PCX160燃費の比較
カタログ燃費は大差ない
- PCX125の燃費 47.4km/L
- PCX160の燃費 45.2km/L
- e:HEVの燃費 51.2km/L
郊外の定速巡行が多いなら、e:HEVの意味はない
- PCX160は、排気量が大きい分、燃費が悪い
- e:HEVは、モータアシストの分、燃費が良い
ごく当然だけど、どのPCXを優秀なので大差ありません。
どのPCXを選んでも、
満タンで300km余裕で走るので、何の問題も無い。
市街地のストップ アンド ゴーが得意なのは、e:HEVです。
4秒ブーストが効果的で気持ちいい。
逆に、郊外の定速走行が多いなら、e:HEVブーストの出番はない。
160でなく125e:HEVに意味はあるのだろうか?
70km/hまでなら、PCX160とe:HEVは互角
それ以上は、PCX160には敵わない
- PCX150/160は、120km/hで巡行可能
- e:HEVは、100km/h巡行が限度
発進時でなくても、アクセルを開き直すことでバッテリーアシストは可能です。
しかし、高速ではバッテリーアシストしない。
素の125ccに戻ります。
100km/h前後の高速域では、PCX150/160にはかないません。
排気量が25%違うのを見せつけられます。
もちろん、高速を走れない125ccなので、高速域の性能に意味が無いのは
ごもっとも!
逆に言えばバイパスを走らないと、PCX160を生かせられない
新車は慣らし運転が必要だと思われる方は、1,000kmまでは高速チャレンジしないで!
楽しみは取っておいた方が良いかも。
買ってすぐに、最高速チャレンジした人が言うのもなんだけどね。
125ccと160ccの維持費の違い
125ccと160ccの維持費は、年間1万円以下の差でしかない。
- 通勤・通学で排気量125ccまでしか認められてない
- 駅前の駐輪場は、125ccまでしか止められない
- 125cc以下が複数台あるので、ファミリーバイク特約が得だ
どれにも当てはまらないのであれば、PCX160の方がオールマイティに使いやすい。
バイクのハイブリッドって
なんだかおもしろそう!
そんな新しもの好きは、別です!
e:HEVの4秒は、全てを駆逐する
維持費の詳細はココ
PCX125とe:HEVの差額は、回収できるのだろうか?
PCX125とe:HEVの差額は9万円
4秒ブースト(バッテリーアシスト)に9万円の価値があるか?
⇒ ある プライスレス
- PCX125 357,500円
- PCX e:HEV 448,800円
- PCX160 407,000円
PCX125とe:HEVの差額は9万円 。
差額を燃費で回収するのは、不可能
差額を燃費で回収しようとすると、27万km走る必要があります。
x/47.4km/L× 130円/L ー x/51.2km/L× 130円/L = 9万円
x≒ 27万km
4秒間の至福は、プライスレス
この誘惑には勝てない
急な坂や、信号ダッシュで、125ccだと『もう一息 』 というときがあります。
そんなときに、4秒ブーストがあると、気持ちいい。
4秒以上は、下道の制限速度があるから不要。
それでも4秒以上のブーストが欲しければ、PCX160がおすすめ。
3型PCXとの比較
- リアディスクブレーキ化
- リアタイヤ13インチ化
- エンジン4バルブ化
- エンジン高圧縮化
3型PCXからの変化点は、数多いけどどれも大きな差は感じません。
- リアディスク化によって、タッチは良くなったけどロックし易くくなったかな?
- 150ccから125ccに乗り換えてチョット静かになったかな?
程度の微差です。
足つきも、変わらない
70cm短足で、ギリギリ踵が浮くくらい。
ユーロ4対応したけど、3型の性能を維持したことを褒めるべきかもしれない。
e:HEVのインプレ!PCX125、160との比較 まとめ
- 通勤・通学で125cc縛りがあるなら、PCX125
- 全域で力強いのは、PCX160
- 新しもの好きは、e:HEV
趣味として使うなら、PCX160が一番汎用性があり、おすすめです。
通勤特化なら、PCX125がコスパが良くておすすめです。
いいとこどり?なら、e:HEVかな?
もちろん、極めれば別の選択もあるけどね。
- もっと趣味に特化した大型バイク
- もっと通勤に特化したアドレス
しかし、4秒のバッテリーアシストはおもしろい。
差額9万円を燃費で回収するのは不可能だけど、
新しもの好きには、e:HEV、おすすめです
4秒の至福に誘惑されてみませんか?
e:HEV に興味がある人の背中を押せたなら、嬉しい。
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