今、新車で買える日本メーカの原付2種スクータは、
ホンダ・ヤマハ・スズキに12機種あります。
どのスクーターが最強なの?
そんな疑問を解消します。
1位:HONDA ベンリィ110
2位:HONDA PCXハイブリッド
3位:HONDA PCX
こんな内容を知って、スッキリしよう。
最強の定義はいろいろあります。
- 最高速度
- 0-400m加速
- 0-100km/h加速
- サーキットのタイム
- 航続距離
- 販売台数 などなど
今回は、満タンで何キロ走れるか、航続距離で原二最強を決めます!
航続距離が長いと、給油回数が減って便利だし、
山間部のツーリングでも安心で心強い!
最強の125cc原二スクーターは、HONDA ベンリィ110
燃料満タンで何キロはしれるか?
航続距離の定義は
『WMTCモード値 × タンク容量』
とします。
簡単に言えば、実使用に即した走行パターンでの燃費。
カタログデータから航続距離が最強なのは
1位:HONDA ベンリィ110 503km
2位:HONDA PCXハイブリッド 415Km
3位:HONDA PCX 405Km
HONDAが3位までを独占です。
燃費はYAMAHAアクシスZが一番良いのだけれど、
タンク容量の差でアクシスは下位に沈んでしまう。
車種 | WMTCモード値 (km/L) |
タンク容量 (L) |
航続距離 (km) |
|
1 | YAMAHA トリシティ125 | 43.6 | 7.2 | 313.9 |
2 | YAMAHA シグナスX | 37.3 | 6.5 | 242.5 |
3 | YAMAHA NMAX | 43.6 | 6.6 | 287.8 |
4 | YAMAHA アクシスZ | 54.6 | 5.5 | 300.3 |
5 | HONDA リード125 | 50.0 | 6.0 | 300.0 |
6 | HONDA ディオ110 | 54.0 | 5.2 | 280.8 |
7 | HONDA PCX | 50.7 | 8.0 | 405.6 |
8 | HONDA PCXハイブリット | 51.9 | 8.0 | 415.2 |
9 | HONDA ベンリィ110 | 50.3 | 10.0 | 503.0 |
10 | SUZUKI アドレス110 | 48.9 | 5.2 | 254.3 |
11 | SUZUKI アドレス125 | 51.0 | 6.0 | 306.0 |
12 | SUZUKI スウィッシュ | 50.1 | 5.5 | 275.6 |
12台の最高出力、価格なども比べてみると、
- 最高出力 最強:HONDA PCXハイブリッド 12+1.9PS
- 低価格 最強:SUZUKI アドレス110,125 225,500円
- 低シート高 最強:HONDAベンリィ110 710mm
PCXハイブリッドは、まあ納得。
アドレスが健在なのも、納得。
ここでもベンリー110が出てくるので、やはり最強はベンリー110ですね。
(PCX最強にならずに残念がってる訳ではない)
車種 | シート高 (mm) |
最高出力 (PS) |
価格 (円) |
排気量 (ml) |
空冷 水冷 |
|
1 | YAMAHA トリシティ125 | 765 | 12.0 | 423,500 | 125 | 水冷 |
2 | YAMAHA シグナスX | 775 | 9.8 | 335,500 | 125 | 空冷 |
3 | YAMAHA NMAX | 765 | 12.0 | 357,500 | 125 | 水冷 |
4 | YAMAHA アクシスZ | 770 | 8.2 | 247,500 | 125 | 空冷 |
5 | HONDA リード125 | 760 | 11.0 | 315,700 | 125 | 水冷 |
6 | HONDA ディオ110 | 750 | 9.0 | 235,400 | 110 | 空冷 |
7 | HONDA PCX | 764 | 12.0 | 348,700 | 125 | 水冷 |
8 | HONDA PCXハイブリット | 764 | 12+1.9 | 440,000 | 125 | 水冷 |
9 | HONDA ベンリィ110 | 710 | 7.9 | 286,000 | 110 | 空冷 |
10 | SUZUKI アドレス110 | 755 | 8.8 | 225,500 | 110 | 空冷 |
11 | SUZUKI アドレス125 | 745 | 9.4 | 225,500 | 125 | 空冷 |
12 | SUZUKI スウィッシュ | 760 | 9.4 | 324,500 | 125 | 空冷 |
今回の基準ではヤマハが振るわなかったけれど、
違う切り口ならモチロン、別の結果になります。
カッコよさ最強とかね!
(ヤマハファンに忖度している訳ではない)
エントリー12台の特徴
1.YAMAHA トリシティ125
次世代コミューター。
3輪の安定感は、2輪バイクとは別次元です。
極低速でもフラつかないし、雨の日のコーナリング安定性も抜群。
ネガは大柄で重いこと。
すり抜けや保管場所には気を使う。
乗ってみたい人は多い。
2.YAMAHA シグナスX
足元フラットで12インチタイヤ、スクーターらしい王道のバイク。
前後ディスクでスポーティさをプラスした、元気のいいモデルです。
次期シグナスは台湾では既に発表済み。
水冷エンジンに切り替わりNMAXと同等性能になる見込みです。
日本導入時期は未定。
足元フラット好きは、待ち遠しいに違いない。
3.YAMAHA NMAX
トリシティを除けば、ヤマハの最上級125ccスクーター。
PCXとともに、原二クラスを盛り上げてます。
PCXより小さいタイヤ、元気な可変バルブエンジンにより
運動性能でPCXと差別化している。
装備のPCX、運動性のNMAX。
4.YAMAHA アクシスZ
ヤマハ原二スクーターのボトムライン。
しかし、今回選んだ現行原二の12車種中もっとも燃費が良く、侮れない。
10インチタイヤのコンパクトなモデルのため、街乗りで真価を発揮する。
小回り性も良いので、通勤通学用途には最適な一台。
小ささ故に、ツーリングには向かないが、元々想定はしていないだろう。
5.HONDA リード125
最大の特徴は、大容量37Lのラゲッジボックス。
フルフェイスヘルメット2個を収納可能。
10インチタイヤ小さなタイヤの、昔ながらの原二です。
6.HONDA ディオ110
ホンダ原二では、最も安い。
けれど、PCXと同じく14インチタイヤでアイドリングストップも搭載。
日々の暮らしに役立つ、お買い得なモデル。
7.HONDA PCX
ホンダ原二のフラッグシップ。
アイドルストップ、スマートキーの豪華装備と大柄ボディの世界戦略モデル。
従来の原二にあった、コスト最優先のイメージは微塵も無い。
大柄なので、小回りは得意ではない。
8.HONDA PCXハイブリット
PCXにハイブリッドが付いて、鬼に金棒!
加速時しかモーターアシストしないが、125ccで150ccの加速感を得られる。
弱点は、バッテリーのために狭くなったラゲッジサイズと、トリシティを上回る価格。
選択肢に入るか否かは、ハイブリッドの付加価値の考え方しだい。
9.HONDA ベンリィ110
荷物の積載量と10L燃料タンクが特徴。
一応2人乗りOKだが、荷物を積むのがメインのリアデッキを備える。
低重心設計なので、荷物を満載しても安定して走れる。
前後にキャリアを搭載したプロ使用もラインナップされている。
荷物を積まずに走ると、なんだか違和感がある。
10.SUZUKI アドレス110
前後14インチタイヤのアドレス110。
路地裏を小回りするよりは、ゆったりと走るのが向いている。
とにかくコンパクト設計なので、大柄な人は狭く感じるかもしれない。
値段も同じなので、アドレス125の方がおすすめ出来る。
11.SUZUKI アドレス125
前輪12インチ、後輪10インチなので低重心で小回りが利く。
通勤通学のすり抜け用途には、おすすめ。
絶対的な速さは最近のNMAX,PCXには敵わないが、機動性ではまだ勝負できる。
外見は昔ながらのスクーターなので、所有感を求めてはいけない。
12.SUZUKI スウィッシュ
空冷エンジンに10インチホイールの原二。
プラス2万5千円で『リミテッド』にすると、防寒3点セットが付いて来る。
冬でも乗る人は、リミテッドがおすすめ。
- グリップヒーター
- ナックルバイザー
- シートヒーター
125ccも、盗難対策は必ずしておこう
最強の原二スクーターはどれ? まとめ
現行量産中の国産スクーター12機種で、
最強の航続距離を誇るのは、『ホンダ ベンリィ110』の503km。
1回の給油で500kmも走ってしまう。
大型バイクの標準的な17Lタンクでも、500km走るバイクはまず見掛けない。
つまり、125cc原二は大型バイクにも負けてないってこと!
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