紫外線から目を守ろう。
紫外線を浴び続けると白内障のリスクが高まるし、目も疲れます。
目を守るには、サングラスとミラー・スモークシールド、2つの方法があります。
サングラスとミラー・スモークシールド
どっちが良いの?
そんな疑問を解消します。
- カッコは全てに優先するなら、ミラーシールド
- 実用なら、偏向サングラス
優劣は無いので、使いやすい方でOK
こんな内容を知って、スッキリしよう。
当たり前だけど、どちらかが上位互換ではありません。
それぞれメリット・デメリットを知った上で、
決めるのはあなた。
サングラスとミラー・スモークシールドの比較
サングラス | ミラー・スモークシールド | |
プライバシー | ヘルメットの中が丸見え | 顔は見えない |
夜間の視界 | サングラスの交換は容易 | クリアシールドに交換は困難 |
トンネルの視界 | 急に視界が無くなり危険 | シールドを跳ね上げればOK |
花粉 | 花粉対策用がある | 無抵抗 |
サングラスとミラー・スモークシールドを比較すると、それぞれにメリット・デメリットが有ります。
特にクリティカルなのが、赤文字の部分です。
しかし、使い方やアイテムで、赤文字部分は解決出来ます。
サングラスとシールドどちらを選ぶかは、どちらの解決方法が自分に合っているか次第です。
いずれにしても紫外線対策品を選ぼう。
ミラー・スモークシールドのメリット・デメリット
ミラーシールドは、人を威嚇して寄せ付けない
孤高なカッコよさがあります
バイクは、カッコが全てに優先する
メリットは、カッコいいこと。
信号待ちで女の子に見とれてても、バレないのもメリットです。
デメリットは、昼間は快適だけど夜になると危険が一杯なこと。
ミラー・スモークシールドで夜に走ると、対向車のライトなど光るものは認識できます。
けれど、光らない歩行者などはとても見ずらくて危ない。
対策は3つ
- 明るい内に帰ってくる
- 夜はクリアシールドに交換する
- 夜はシールドを跳ね上げて走る
- インナーバイザー付きヘルメット
対策1.明るいうちに帰ってくる
日帰りツーリングで、
早朝に出発し、明るい内に帰ってくればOK!
バイクツーリングで、早朝に出発するのは成功の定石です。
渋滞も無いし、ネズミ捕りも少ない。
- 朝10時
渋滞が始まる前に、目的地の高原に到着 - 午後3時
渋滞が始まる前に、自宅に到着
こんなツーリングなら、ミラーシールドの弊害は無い。
対策2.夜はクリアシールドに交換する
朝10時:渋滞が始まる前に、
クリアシールドを持っていて、
暗くなってたらシールド交換すれば解決!
けれど、そんな面倒な事をする気は起きません。
大体、傷つき易いシールドをどうやって持って行けば良いのでしょうか。
今1つですね。
夜でも、目を見開けば大丈夫
危ないので止めよう。
こっちに近づかないで下さい。
対策3.夜はシールドを跳ね上げて走る
短時間なら我慢できなくも有りませんが、長時間は目が乾いたりゴミが入ったりして大変です。
スピードを上げると、シールドで頭が持って行かれます。
いま2つですね。
対策4.インナーバイザー付きヘルメット
インナーバイザー は、走りながらON・OFFが可能
各社からインナーバイザー内蔵ヘルメットが発売されています。
スモークのインナーバイザーを側頭部のレバーで 開閉できる優れものです。
シールドの一部分しか覆いません。
けれど、目に近い位置のために視界全てをカバーするので違和感が無い。
ヘルメットにサングラスが内蔵されている感覚です。
トンネルへ入ったら、走りながらレバー操作でしてクリアシールドにする事も出来ます。
インナーバイザーのデメリット
重くて、キノコになり易い
インナーバイザーを内蔵するスペースを設けるため、帽体が大きいのがデメリット。
頭デッカチの見た目が気にならなければ
インナーバイザーは、【バイクにはサングラス・ミラーシールドのどっち?】の解です
ミラーシールド・サングラスの良いとこ取り。
ARAIには、シールドの外側に付けるタイプのバイザー「プロシェード」があります 。
外側に付ける事で、ヘルメットに内蔵する機構を設ける必要が有りません。
インナーバイザーに見られる 帽体が大きくキノコになる問題を解決していますが、
見た目と風切音、風の抵抗のネガがぬぐえません。
見た目優先で選んでいるので、番外としました。
シールドの傷が気になるなら
バイク乗りは、髪が気になる
サングラスのメリット・デメリット
ミラーシールドの欠点は、昼間は快適だけど夜になると危険が一杯なこと。
夜になったらといって、クリアシールドに付け替えるのは大変だからね。
そんな場合は、サッと脱着できるサングラスの出番です。
サングラスのメリット・デメリット
サングラスのメリットは、シールドに比べて交換が容易なこと。
- 天気や気分に合わせて選べる
- 夜になったら外せば良いだけ
サングラスのデメリットは、急なトンネルに対応出来ないこと。
- 走りながら外すのは、ほぼ不可能
シールドのように、直ぐに跳ね上げる事も出来ません。
視界が真っ暗になり、目隠しして走っているようで恐怖しかない。
対策は2つ
- 調光レンズのサングラス
- 偏光レンズのサングラス
特殊なレンズを使えば、デメリットを解消できる。
対策1.調光レンズのサングラス
環境に合わせて、色が変われば万能
無色~褐色に可変なサングラスが、調光サングラスです。
- 明るいところに行くと、レンズの色が濃くなり
- 暗いところに行くと、レンズの色が消えます
調光レンズには、2種類あります。
- 紫外線で調光するタイプ
- 可視光で調光するタイプ
UVカットのヘルメットシールドだと紫外線調光タイプは反応しないので、可視光タイプを選ぼう。
調光レンズのデメリット
デメリットは2つ
- 反応が遅い
トンネルや木陰などに即、反応出来ない - 賞味期限がある
3,4年で色が変わらなくなる
デメリット1:反応が遅い
濃くなるのに10sec以上、薄くなるのに30sec以上掛かります。
トンネルで30secも目隠しで走ったら、何が起きるか容易に解ります。
かと言って、トンネル手前でいったん停車してたら、調光レンズの甲斐が有りません。
デメリット2:賞味期限がある
ずっと色が変わるのではなく、3~4年で色は変化しなくなります。
古くなると中間色で固定されてしまい、光に反応しなくなってしまう。
中間色で固定になるまでが賞味期間です。
だから、3~4年毎に買い替えないといけない。
この2つのデメリットが大きくて、調光レンズは今一つ。
対策2.偏光レンズのサングラス
裸眼の見え方
偏光レンズの見え方
メガネの上にするならこれ
偏光レンズは乱反射をカットするフィルムを挟んだ特殊なレンズ
水面の反射を抑えて水中の魚が見える
偏光レンズは魚釣り用と思われがちです。
水中の魚が見えるから、釣りにはもってこい。
しかし、偏光レンズは運転でも威力を発揮します。
偏光レンズのメリット
メリットは、2つ。
- 暗くならない
- ギラギラしない
偏向レンズは、濃い色にして目の疲れを緩和する訳じゃない。
ギラギラとした、光の乱反射をカットして、まぶしさを緩和します。
だから、急にトンネルに入っても見えなくなる心配は有りません
トンネルでも大丈夫なサングラスです。
通常のサングラスは 対向車も見づらくなります 。
濃い色で全体のまぶしさを抑えるからです。
偏光レンズは 対向車ははっきり見えます。
乱反射のギラツキのみをカットするからです。
ギラツキが無いと目が疲れません。
偏光レンズのデメリット
偏光レンズは特殊な膜を挟んでいるので、デリケート
熱に弱い
車の中、バイクのトップボックスの中になど、高温になる場所に放置すると、一発。
偏向がダメになります。
とにかくカッコいいサングラスが欲しいなら
ヘルメットミラーシールドとサングラスの違い! まとめ
- カッコ良さなら、ミラーシールド
- 実用なら偏光グラス
- 頭でっかちが気にならないなら、インナーバイザー
どちらかが圧勝と言う結果にはなりませんでした。
ケースバイケースで、何を優先するかで選択は変わります。
あなたの最優先は、何ですか?
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