バイクは楽しい。
他の乗り物は移動にすぎないけれど、バイクは一体となって走ること自体が楽しい。
だから、目的地など明確に決める必要はないのだろう。
しかし、バイクも車も持たずに過ごした日々に、行きたいと思ってもなかなか行けなかった場所がたくさんある。
温泉だ。
日帰り温泉ツーリング!あぁ生きてて良かった

温泉地へ行くには車やバイクがあると気軽に行きやすい。
公共交通機関でも行けるが、思い立って気楽に行くには、けっこうな交通費と時間がかかるのでなかなか行けない。
せっかく行っても、日帰り入浴だけではもったいない。
どうせなら宿泊して、何度も温泉に入ってゴロゴロしたい。
温泉ツーリングは、泊まりで行きたい

温泉入浴で一番大事なのが、入浴後の休憩だ。
温泉に入って身体が温まり、休まるのはたしか。
しかし、泉質が濃いほど実は一時的に身体が疲れるのもたしか。
疲れるというよりは、溜まりに溜まった疲労がドバっと出ると言ったほうが良いだろうか。
だから、バイクツーリングで温泉に行くなら泊りでゆっくりと疲れを取りたい。
軽く汗を流す目的なら支障はないかもしれないが、プチ湯治は難しいかもしれない。
ツーリングの途中で、温泉に入りゆっくりしてしまうと走る気が衰える。
冬はツーリングで冷えた身体を温めるのに最適だが、入浴後に走るとまた冷える。
夏はツーリングで汗だくになった身体をスッキリさせるのに最適だが、、入浴後に走るとまたすぐに汗に塗れる。
いずれにしても、なんとなく億劫になる理由が思い浮かぶ。
だから、温泉ツーリングには泊りで行きたい。
日帰り温泉ツーリングのコツ

しかし、だいの温泉好きの私は、日帰りツーリングでも温泉に行く。
過去1年間で近隣をツーリングして、すでに馴染みのある温泉をはじめ、バイクに乗らなければ行くことのなかっただろう温泉にけっこう行った。
日帰りツーリングで温泉に入っても疲れない方法があるのだ。
温泉ソムリエという資格を持っているので、間違いない。
日帰り温泉ツーリングのコツは、長湯をしないことだ。
他には、
- 食事後2時間は経ってから
- 水分を取ってから
- 疲れすぎている時は、入らない
以上の点に気をつければ、大概は湯当たりなどしないはず。
どうしてもという時は、湯船の湯をかけ湯して湯船には浸からない。
入湯料を払ったからと欲張って長湯しないよう、毎回気を付けて温泉に入った。
いうなれば、カラスの行水だ。
湯船には数分しか浸からない。
それを2〜3回。浴室にいる時間帯は、汗を流してから15分とかからない。
あぁ生きてて良かった

温泉に入るといつも思う。
あぁ生きてて良かった〜幸せだ〜
顔が自然に笑顔になる。
風呂上がり、ベンチで水を飲みながら5分〜10分休憩する。
そして、また走り出す。 何度かそんな事を試してみて、ツーリングに温泉はアリだという結果が出た。
夏はじっとり汗ばんだ身体をすっきりさせ、着替えてまた汗ばんだ身体が、バイクを走らせると気持ちよく冷やされて乾いてくる。
冬は凍えた身体で温泉に着き、かけ湯して湯船に浸かると、こちこちに固まった身体がジワ〜っととけてくる。
ありがとうありがとう、生きてて良かった、
心の底からそう思えてくる。
ある日の日帰り温泉ツーリング!

直近では、往復50キロ程度の温泉ツーリング。
近場のホテルの日帰り入浴開始時間に合わせて走りに行った。
バイクで出発したのが、午前6時ちょっと前。
早めに出発して、途中のコンビニでおむすびとお茶。
それからちょっと走ってお風呂のあるホテルへ。朝7時からの日帰り入浴施設。 受付開始から間もなく入館。
ほぼ貸し切り状態だ。宿泊施設の日帰り入浴としてはかなり早い。
グーグルマップで見つけてから、すぐに温泉ツーリングの予定を立てた。
すぐ近くにはお気に入りの浜焼きの店もある。
ゆっくり1時間くらいお風呂で過ごすと、浜焼きの店の開店時間になる。
温泉でリフレッシュして、美味しい海産物をいただき、まだ暑さが本番にならないうちに帰宅する。
この日は、地元名物ホヤと牡蠣を焼いたのをいただいた。
走った距離は短いが、大満足のツーリングだった。10時過ぎにはバイク置き場に帰着。帰宅して午後は仕事をしたが、夜まで気分良く過ごせた。
日帰り温泉ツーリングは、アリ!

日本各地には、たくさんの素晴らしい温泉がある。できることなら泊まりで行きたいものだ。
旅の疲れを癒し、凝り固まった身体をほぐし、翌日の旅を快適に楽しむ。
自然界からの恵みをありがたくいただき、自然に感謝する良い機会でもある。
でも、日帰りツーリングでサクッと温泉を楽しむのもアリ!
走りを途中で止めるのは躊躇われるが、ぜひ、それらの素晴らしい温泉を体験してほしいと思う。
日本には、入りきれないほどのいい湯があるのだから。
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