気持ちよくバイクで走っていると、
- 後ろから白バイ・パトカーが赤色灯とサイレンを鳴らしやって来る
- 脇から旗を持った警官が飛びだして来る
やっちまった!
そんな時、一瞬思います。
バイクなら、逃げ切れるんじゃない?
振り切ったらどうなるんだろう?
そんな疑問を解消します。
条件が揃えば、振り切れる場合もあります
悪質・常習でなければ、現行犯しか捕まらないので
後日、家庭訪問を受けることもまず無い
だけど、逃走中に事故を起こしたり、家庭訪問に怯えて暮らすくらいなら
逃げずに、はした金でケリを付けた方が賢い
こんな内容を知って、スッキリしよう。
バイクは機動力があるので、逃げようと考えてしまうかもしれない。
だけど、リスクを考えたら失うものが大きすぎます。
素直に、1~2万円払った方が、後腐れが無い。
そこのバイク、止まりなさい!
一か八か、逃げる?
あなたの人生だから、あなたの思うまま生きればいい。
交通違反で白バイ・パトカーを振り切るのは可能か?
順位 | 違反名 | 違反件数 | 点数 | 反則金 |
---|---|---|---|---|
1位 | 一時停止違反 | 120万件 | 2 | 6~7千円 |
2位 | 最高速度違反 | 88万件 | 1~12 | 7千円~免停 |
3位 | 通行禁止違反 | 61万件 | 2 | 7千円 |
4位 | 信号無視 | 42万件 | 2 | 6~7千円 |
5位 | 歩行者妨害 | 31万件 | 2 | 7千円 |
※ 警察庁交通局 『令和5年中における交通死亡事故の発生状況及び道路交通法違反取締り状況等について』を引用
※ 警視庁 『交通違反の点数一覧表』 『反則行為の種別及び反則金一覧表』を引用
2023年度 交通違反の発生件数の上位5件とその点数・反則金(二輪車)の表です。
スピード違反が最多だと思われがちだけど、一番件数が多いのは『一時停止違反』。
また、『通行禁止違反』は、一方通行の逆走や二輪車通行禁止道路の走行などが該当します。
この場所は、美味しい狩場
カモが来ないかな?
違反が多いということは、張ってる可能性が高いとも言えます。
だから、これら5種類の交通違反に注意していれば、検挙される可能性はグッと減る。
でも、うっかりスピードを出し過ぎたり、標識を見逃すこともあります。
そんなときに限って、白バイ・パトカーが居たり、取り締まりをやってたりする。
やっちまった!
思うと同時に、悪魔がささやきます。
逃げちゃえ!
バイクなら、逃げ切れるぞ!
果たして逃げ切れるのだろうか?
条件が揃えば、振り切れる場合もある
最初に言っておくけど、逃げるのを推奨してる訳じゃありません
最後まで読んで貰えれば、その理由は解ります
『振り切れる』には、2種類あります。
- バイクが超絶テクを駆使して、文字通り白バイ・パトカーを振り切る場合
- 白バイ・パトカーが追跡を続けると危険だと判断した場合
バイクが超絶テクを駆使して、文字通り白バイ・パトカーを振り切る場合
白バイを振り切るのはムリ
パトカーなら・・
白バイを振り切るのはムリです。
白バイの隊員は、超エリートの集団で、日々、運転技術向上に励んでます。
あなたがジムカーナでトップクラスのテクニックを持ってればワンチャンあるかもしれない。
けれど、大型バイクを軽々と手足のように繰る白バイを振り切るのはまずムリ。
どこまでも付いてきます。
だけど、パトカーなら可能性はある。
- パトカーが入ってこれないような狭路に逃げる
- パトカーがUターン出来ないような場所でUターン
クドイけど、推奨してるわけじゃ無い。
白バイ・パトカーが追跡を続けると危険だと判断した場合
事故を誘発すると判断すれば、追跡を止めます
白バイ・パトカーに追跡されると、猛スピードを出したり、信号無視、一時停止無視して逃げる逃げる。
歩行者や他の車を巻き込んだ事故が、非常に起こりやすい状況です。
こんな状況になると、白バイ・パトカーは他への危険を回避するため追跡を中止します。
振り切れたとしても、雪だるま式に違反・事故が増える
白バイ・パトカーは、追跡中に動画を撮ってます。
ナンバープレートの記録は元より、逃走中にどんな違反をしたかもカウントしてる。
一時停止違反・信号無視などで、違反点数はどんどんカウントされていく。
挙句にハンドル操作を誤って事故を起こしたら最悪!
交通違反で白バイ・パトカーを振り切ると、現行犯以外で捕まる?
白バイ・パトカーを振り切った後、
『幸せに暮らしました、めでたしめでたし』
とはなりません。
現行犯でなくても、後日捕まる可能性は有ります。
- 警察からラブレター(呼出状)が送られてくるかもしれない
- 令状を持った警察官が、家庭訪問に来るかもしれない
何故か、家庭訪問は早朝と決まってます。
早朝、物音に飛び起きてしまう日々を送りたいですか?
しかし、交通違反で呼出状や家庭訪問って、本当にあるのだろうか?
悪質・常習でなければ、現行犯しか捕まらない
警察も暇じゃないので、軽微な交通違反ではまず深追いしない
現行犯として検挙できなければ、諦めます
悪質・常習だと、有り得るけどね
例えば、一時停止違反(2点、6千円)をしてしまったとしよう。
パトカーのサイレンが聴こえたが、路地に逃げ込んで逃げ切ったとしよう。
当然、録画されてるのであなたのバイクのナンバープレートはバレてます。
盗難車じゃない限り、ナンバープレートからあなたの自宅を割り出すのは簡単です。
『ピンポーン』
いるのは、分かってますよ!
後日、自宅に令状を持った警察官が、家庭訪問することはまず無い。
来ない理由は、簡単
バイクは特定できても、あなたが乗っていたと特定しない限り、検挙は出来ません。
しかし、バイクはヘルメットを被ってるので違反映像から個人を特定するのは困難です。
だから、検挙のためには違反映像の人物と、あなたを紐づける捜査をしなくてはいけない。
- 同じヘルメットを持っている
- 同じウエアを持っている
- 同じ時間帯のあなたのアリバイ
などなどの証拠を積み上げるために捜査員を何日も投入し、地道な捜査をしなくてはいけない。
わずか、2点(6千円)の違反のために、そこまですると思いますか?
時として、見せしめのためにやることもあるので
家庭訪問の可能性はゼロでは無いけどね
悪質・常習であれあば、後日も有り得る
警察を嘲るように
- 毎週末、暴走を行う
- 何度も、交通違反の追跡から逃げている
- 逃げきった動画を誇らしげにSNSに上げている
- 違反を繰り返しながら、他車・歩行者を危険にさらし続けた
こんな挑戦的なことをすると、家庭訪問の確率はグッと上がります。
警察にもメンツがあるから、こんなことをされたら黙っちゃいない。
組織力を動員してあなたを特定して、家庭訪問に繋げます。
交通違反をして、
そこのバイク止まりなさい!
一時停止違反などの交通違反をせずに、逃げ切れますか?
超絶な運転テクニックを持ってますか?
県境を越えたら、追ってこないなんて都市伝説だからね!
まとめ 交通違反で白バイ・パトカーを振り切るのは、割に合わない
バイクは機動力があるので、振り切るのはそれほど難しくはない。
振り切っても、悪質・常習で無ければ、後日家庭訪問される可能性も低い。
けれど、その過程で自爆したり、他車・歩行者と事故になる可能性が高い。
その場合、重過失を問われバイク保険も使えないかもしれない。
何もなく逃げ切れたとしても、家庭訪問に怯えなくてはいけない。
軽微な違反なら2点(6千円)、スピード違反でも数万円です
逃げるのは、ハイリスク・ローリターン過ぎる
一か八か、掛けてみるにはリスクが高すぎます。
警察に停止を求められたら素直に応じるのか、最も簡単に解決する方法です。
お金で解決するのが、一番簡単。
確かに痛いけど、一生後悔することを思えば、ね!
免停まで点数が無いのなら、点数がクリアされるま大人しくしていよう
点数が残ってても、ゴールド免許じゃなくなることは確かに痛い。
バイク保険料が上がってしまうから。
でも、それはバイク保険の見直しで凌げます。
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