バイク乗りの誰もが、こんなことを時々やっているのでは?
目的地無しで、少しだけ走ってこようと走り出した日。1時間、30kmほど、あるいはちょっとした買い物、身体が冷える前に、思い浮かんだあの場所まで行ったら帰って来ようと決めたのに・・・
もうちょっと走ろうかと思うこと。
あと30分、あと20km、この先のあそこまで。
天気もいいし、もうちょっと。
そんなことを繰り返し、けっこうな距離を走ってしまう。なんてこと。
バイク乗りあるあるではないでしょうか。

バイク復帰してほぼ1年半が経過
やっと気持ちよく走れるようになってきました
はじめの頃は、ガクガク感とかエンストが続いていたティーダこと中古の愛車250TRも、油断さえしなけれほぼ快調
2人とも無理なく走れる距離は、100キロからいきなり200キロを超えました
ノリノリの季節が始まったようです
もうちょっと・・もうちょっとを重ねた先にあるもの

復帰して、バイクにも道路にも慣れなかった約1年間は、ほぼ決めた通りの行き先とルートで走っていた。
1年経ち、突然のごとく快調に走れるようになってからは、なんとなくもう少し走ろうかな、そんな気持ちになることも増えた。
ほとんど地図を見ることなく、適当に道を選んで走る。迷い道すらなんとなく楽しい。
100kmも走ればもう十分。かなり走ったなという気持ちになっていた。
それが1年後には、100km走っても疲れない。もう少し走ろうかな、と思うことが増えた。
バイクやライダーのタイプにもよるだろうけど、1日で走る距離は人それぞれだ。SNSを見ると、歩いてもすぐの近所に買い物へ行く人もいれば、地方を跨いでかなり長距離を走るライダーもいる。
もうちょっと・・子供の頃もそうだった

バイク女子時代の私も、より遠くへ行きたい気持ちに溢れていた。
とはいえ、当時大型免許を取るには試験場でいきなり実車試験を受ける必要があった。250cc以下のオフ車にしか乗ったことがない私は、当初の目標だった大型バイクに乗る夢を諦めた。
そのため、より遠くへ行くことも容易ではなかった。下道に限界を感じて高速道路に上がっても、今度は風と振動に負けてすぐにくじけてしまう。
その頃乗っていたのは、オフロードタイプばかり。より遠くへ行くためのバイクではなかった。かといって、林道を好んで走っていたわけでもない。
でも、舗装路だけのロングツーリングに目覚めた頃に選んだのは、YAMAHAのTT250。バリバリのオフ車だ。林道を走りたい気持ちも薄れていたのに。なぜ、ツーリング向きの400CCを選ばなかったのか謎。
当時、親友の彼氏はバイク乗りだったから、ためしにこう聞いてみた。私のイメージに合うバイクのタイプは?
彼は言った。やっぱ、オフロードだな。
こうして私はダートを走らないオフ車乗りとしてバイク女子時代を終えた。
もうちょっと・・好奇心と情熱と少しのお金がある限り

その25年後、復帰予告編で乗ったのはYAMAHAセロー250のレンタル。その後、購入を決意した時も、最後までセローが候補に上がっていた。
馴染みのあるバイク、一度乗ったことのあるバイクは25年というブランクをほんの少し軽減してくれるような気がしたから。
復帰を考えた時、公共交通機関では気楽に行けない地元のあちこちへ行きたい。あまり遠くへ行きたい欲を抱かなかったため、250CCに決めていた。
最終的に選んだのは、ブロックタイヤを履いた250TR。ファッション性重視の街乗り向きスクランブラー。
距離はさておき、ツーリングが目的の私には不向きともいえる。しかも、メーカーさんの意図では若者をターゲットにしていることが販売時の広告でわかった。
おばあさんの私が、若者向けのバイクを選んでも良いものか。そんなことも気になったが、今でも他のバイクを選ぶことは考えられない。
しかも、一気に何百キロも走るのは不向きとしても、狭い路地に迷い込んだり、写真撮影のために何度も止まったり、ゆっくりマイペースで走るには全くもって調度いい。
たとえ人けのない場所で万が一コケても、自力で引き起こせる軽さも重要だ。レンタルセローでコケて、引き起こせなかったのも決め手になった。
もうちょっとをいくつも繋いでいくと、案外かなり遠くまで行けてしまうもの。
たぶん、人生もそうなのだろうなと思う。
バイクと人生、重なる面が多いよね。
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