夏。青い空、白い入道雲、駆け抜けるバイク。
バイクツーリングのステレオタイプですね。
実際は、メッシュジャケットでも熱中症になりそうでやってられない。
でも、今年の夏は二度とこない!
記憶に残る夏にしたい!
何とかならないの?
そんな熱い想いに答えます。
ナイトツーリングは、気持ちいい
- 涼しい
- 空いてる
- テンションが上がる
でも、危険も一杯
- 暗い
- オカシイ人がいる
- ガソリンスタンドが開いてない
- 眠い
こんな内容を知って、スッキリしよう。
ナイトツーリングという提案です。
昼間との違い、気を付けることを知った上で楽しんで欲しい。
目的地として定番の、おすすめスポットも紹介します。
ナイトツーリングの5つの注意点
見慣れた街並みが、ゴッサムシティに変わる
夏でも夜になれば、灼熱も収まり走りやすい。
それに夜に走るのは、テンションが上がる。
午前4時眠れずに 彼女をベッドに残し
バイクにキー差し込み 闇の中滑り込む
全てが消え去るまで 風を切り突っ走る
J.BOY 浜田省吾
けれど昼間走るのとは違う、5つの注意点があります。
- 住宅街は走らない
- 空いてるのでスピード出しがち
- オカシイ人もいる
- ガソリンスタンドは少ない
- 居眠り運転
5つの注意点に気を付けて、涼しいナイトツーリングを楽しもう。
1.住宅街は走らない
夜に働く人も居るけれど、よい子は寝てる時間帯です。
バイクの音は、自分が思ってる以上に響き渡る。
ノーマルマフラーでも、夜間に住宅街を走るのは控えよう。
ドコドコとうるさい、穴が開いたようなバイクなら尚更。
あなたにとっては、『サウンド』でも寝てる人には『騒音』です。
住宅街は避けるか、ゆっくり走ろう。
逆の立場で考えればわかること。
2.空いてるのでスピード出しがち
週末でも午前3時を過ぎれば、車の数もグッと減る。
昼間は大渋滞する通りでも、スイスイ行けます。
だから、ついついスピードが出てしまう。
夜の高いテンションも相まって、
気がつくととんでもないスピードになってたりする。
視界が効かない
夜は街中でも、昼間ほど視界が効きません
郊外の峠道など真っ暗です
バイクは、構造的に車のヘッドライトの明るさは望めません。
近くの狭い範囲しか照らすことが出来ない。
- 新聞配達のバイクが飛び出してくるかもしれない
- 早朝ジョギングの人が居るかもしれない
スピードを楽しむより、夜の雰囲気を楽しもう。
3.オカシイ人もいる
夜は、おかしな人も湧いてくる
- 遅い車を抜かしたら、煽られるかもしれない
- やんちゃな集団に出くわすかもしれない
触らぬ神に祟りなし。
怪しい雰囲気を感じたら、関わらないのが一番です。
公道で勝負なんかしてないですよね?
サッサと違う道に、乗り換えよう。
缶コーヒー休憩して距離を置くのもいい。
この文脈で、『君子危うきに近寄らず』と繋げるのは間違い!
自分のことを『君子』と言うのは偉そうだし
『危うきがわかる賢い人です』アピールもウザい。
『触らぬ神に祟りなし』が正解です。
4.ガソリンスタンドは少ない
夜中に真っ暗なところで立ち往生すると
笑えない
街のバイパス沿いならば、24時間営業のセルフスタンドもあるけれど、
郊外に行くとまず、開いてません。
ここ20年でガソリンスタンドの数は半減してます。
原因は3つ。
- ガソリンの自由化により、利益率が下がった
- 法規制が厳しくなり、設備投資が高額になった
- 車の燃費が良くなり、ガソリンが売れなくなった
昔ながらの小規模なガソリンスタンドは、ほぼ壊滅してます。
地図に載ってるガソリンスタンドが今でもある保証は無い。
夜はなおさら。
ガス欠で立ち往生は、悲しすぎる。
まあ、事故ってコケる訳じゃないから、
『記憶に残る夏にしたい!』の想いは叶えられるけどね。
5.居眠り運転
夜は視界が効かないので、昼間に走るより疲れます。
それに、もともと普段は寝ている時間なので眠くなる。
バイク初心者には信じられ無いけれど、
バイクの振動は睡魔を誘います。
数秒寝てたのに気がついて、肝を冷やしたことは
誰でもあるよね!
定期的に休憩
- 〇〇まで行ったら、休憩
- xx時になったら、休憩
- 次のコンビニが見えたら、休憩
バイクは楽しいので、なかなか休憩するタイミングを掴めない。
タイミングを決めて、バイクツーリング恒例の缶コーヒータイムにしよう。
ガソリンスタンドと同じように、自動販売機も減ってます。
そういわれると、街角の自販機を見かけないですよね?
ここ20年で自動販売機の数は半減してます。
原因は2つ。
- タバコ離れ。成人識別IC導入も足かせ。
タバコと缶コーヒーをセットで買う人が減った - コンビニの普及
品数、価格では勝負にならない
バイクツーリングも、マイボトル時代です。
ナイトツーリングにおすすめの場所 3選
ナイトツーリングの注意点が解ったら、今度は何処へ行くか?
当然、遊園地などの観光施設は閉まってます。
おすすめのナイトツーリング目的地を3つ紹介します。
- 空港
- タワー・ブリッジ
- 工業地帯
敢えて郊外の夜景がキレイな場所は外してます。
夜の峠道は危ないし、カップルに迷惑だからね!
1.空港へナイトツーリング
空港は24時間やっているし、飲食店が営業してたりもする。
夜の闇へ飛び立つ飛行機を見るのは、楽しい。
飛行機エンジンの炎は昼間は見えないけど、夜は見えるのでテンションが上がる。
左翼には赤いライト、右翼には緑のライトが付いてるの知ってた?
パイロットが、暗い空の前方に飛行機を見つけた時に
- 同じ方向に飛んでいるのか
- こちらに向かっているのか
識別するためです。
2.タワー・ブリッジへナイトツーリング
東京なら、東京タワー、レインボーブリッジ。
どの街にも、モニュメント的な建物があるはずです。
ライトアップされて夜空にそびえ立つ巨大オブジェは、定番の撮影スポット。
カッコイイ写真を撮るコツ
- 構図を変える
- アングルを変える
- 光の向きを変える
いつも、バイクを真ん中にドンッとおいて名所を遮った写真を撮ってませんか?
バイクにはチョット脇によけて貰って、被らない構図にしよう。
そして、ただ水平の目線で撮るのはつまらない。
アングルを変えて、カメラを低い位置から煽ってみよう。
敢えて逆光でバイクを黒くしたり、長い影ができるようにするなど
光の入り方を意識するとグッとそれらしくなる。
最近のカメラは色んなエフェクトが付けられるけど、トリッキーで飽きるのでやりすぎ注意。
3.工業地帯へナイトツーリング
いまや定番になった、ライトアップされた工場群。
バイク好きは、メカ好きなので工場の夜景にもハマる。
昼間は何でもない工場が、夜になると全く表情が変わる。
暗闇に浮かぶ配管・煙突・燃料タンク。
この近未来的な美しさは、自然が美しい名所旧跡に引けを取らない。
カッコイイ写真をとるなら、三脚で長時間露出が必須。
夜は危険も大きいので、保険は忘れずにね
夜釣りもイイかな
ナイトツーリングは気持ちいい まとめ
夜が白み、朝焼けに変わる瞬間は
ナイトツーリングのクライマックス
夏は、暑さを避けて涼しい夜にツーリングするのも良い選択です。
注意点は5つ。
- 住宅街は走らない
- 空いてるのでスピード出しがち
- オカシイ人もいる
- ガソリンスタンドは少ない
- 居眠り運転
これらを守って、安全にナイトツーリングを楽しもう。
おすすめの定番ナイトツーリング目的地は3つ。
- 空港
- タワー・ブリッジ
- 工業地帯
どこも無料で楽しめるのは、イイことだ!
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